藍染め体験のあとは、カイハラさんの歴史資料館へ。明治26年創業の歴史ある企業なので、昔使用していたシャトル織機や染色機、糸車などが年代別にズラリとならんでいました。

デニム資料館にて






 その後、貝原会長を囲んでの昼食会。
 話題はジーンズ業界の近況。インポートプレミアムジーンズの売れ行きが鈍っていること、アパレルの企画担当者の物づくりの知識が年々乏しくなっていることなど多岐に渡りました。


 その後、会長に自ら運転していただき三和工場(広島県神石郡)へ。
海外から運ばれてきた原綿から紡績し、織布、整理加工までの工程について解説を交えながら見せていただきました。



デニム織機






織機の前で記念撮影






 続いて吉舎工場(広島県三次市)へ。またまた会長の運転で連れていただきました。
 こちらは、工場内に染色工程があるのでそちらを重点的に案内していただきました。ロープ染色機といわれる独特の機械を使って、糸を染め上げる様子を見せていただきましたが、残念ながら撮影はNGに。
 またこちらの工場内ではデニム生地の物性テストやバクテリアを使った排水処理までを行っており、そちらも見せていただくことができました。排水処理用のバクテリアを顕微鏡で各人が覗かせてもらいましたが、ぼくには見えませんでした。生徒たちは見えたのに。


排液の処理加工プール






 工場間を移動する車中では、ずっと会長に業界こぼれ話を聞かせていただきました。うちの工場見学の翌日には、みんなが良く知っているジーンズブランドL社の社長が来られるとか。
 単線の福塩線を乗り継いでこられるようです。交通的には不便なところですが、国内外のブランドの企画担当者が打ち合わせに来られることも多いそうです。地域活性化の一旦を担っているといっても言いすぎじゃありません。こういう企業が増えてくると東京以外の地方も活力を取り戻すかもしれませんねえ。


@天然パーマ